数学で濃度の変わる食塩水

❶濃度5%の食塩水100グラムが入った容器から、xgの食塩水を取り出し、xgの水を加えてよくかき混ぜました。さらに2xgのです食塩水を取り出し、4xgの水を加えたら、濃度が3パーセントの食塩水になりました。

 

---↑こちらの問題を物語にして解説いたします

 

昔々、山を掘り汗水垂らして働く坑夫たちがおりました。彼らは塩分と水分を補う為の塩水を桶に入れ、休憩時間に柄杓で汲んで一杯ずつ飲む約束をしていました。

ところがあるとき、与太郎という坑夫が喉の渇きに耐えられなくなり、こっそり一杯塩水を飲んでしまいました。

水の量は桶の淵に印が付いているので、飲んだ事がバレてしまいます。与太郎は慌てて泉から真水を汲んで、飲んだ分と同じ柄杓一杯分を桶に戻して急いでかき混ぜました。

「さあもう誰にもばれまい。」与太郎は元気に仕事に戻ってきました。

しかしその様子をこっそり見ていた者がおりました。うつけ者の助六です。

助六も喉が渇いて渇いて仕方がなかったのです。柄杓を手に取るや否や、一杯ごくりごくり。「おらぁ、まだ足りねえぞ」助六は2杯目の塩水をごくりごくりと飲んでしまいました。

当然、桶の水位は印よりはっきりと減っています。しかし助六、その後印を気にも止めずなんと4杯もの真水を桶に戻してしまいました。

 

「おいらが2杯も飲んだのは与太郎が塩味を薄くしやがったからに違えねえ。となると次に飲む野郎が満足するには2杯じゃ足りねえだろう」助六はドヤ顔で仕事に戻って行きました。

 

休憩時間ににみんなが帰ってきました。待ちに待った塩水配給の時間です。皆で桶を覗き込むと…

「おや、、塩水が増えているぞ?|」

訝りながら塩水を飲んでみると、その味は海を思わせる美味しさで、体内浸透圧にも近くら皆の疲れを癒しました。

それ以来その桶は養老の桶とよばれ、崇められる様になりました。

 

というのは嘘で!

 

「味が薄まっとるやんけ」「一体どのくらい

の塩が盗み飲まれたんだ」そもそもこの柄杓の容量は如何程か!

と数学に詳しい者どもが計算を始めるお話でございます。がんばれ